2006年01月16日

卒論その2「めんどくさい」

 「めんどくさいんだよね、ウ〜ン」。ターザン山本!は生徒たちの記事を添削しながらこう言う。それは、書いてある内容に対して文面が冗長≠ネときだ。パタンを2つあげて説明する。

 パタン1、「同じ言葉は使っちゃいけないんだよね」。

 1つの文章の中では同じ言葉、単語を2回以上使ってはいけないという教え。このルールは名詞や形容詞に限らず、しかし≠ネどの接続詞にもあてはまる。テーマと関係なく役立つので、基本中の基本。

 例えば、以下は自分が書いた文章。

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知人がお土産を買ってきてくれました。知人は会社の出張でオランダに行きました。買ってきてくれたのはパズル雑誌でこれ。
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 ここで、「知人」や「買ってきてくれた」が2回出現。完全にダメ。見返すと文の数も3つから2つに直せることに気付く。ここで校正にトライ。

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知人は出張でオランダに行き、お土産を買ってきてくれました。それがこのパズル雑誌。
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 言葉の2回使いは禁止事項。TVのバラエティー番組での「ゴルフのラウンド中に英語をしゃべったら罰則」と同じくらいに思っておくのがよい。

 パタン2、「こういう言葉は使わないんだよね」。

 例えば、プロレスのレポート内で「嵐の中を駆け抜けた」とあったとする。その時は、プロレスラーや試合が本当にその表現に値する状態になってなければいけない。普通に「大変だなぁ」と思ったぐらいでは弱い。「どのように嵐の中を駆け抜けたか」を書き手は充分に説明する責務を負う。逆にいうと、滅多に、オーバーな、手垢のついた表現は使ってはいけない。

 前からパタン1、2のことはダサイとウスウスではあるが思っていた。でも、講座を受ける前の自分の文章を見返すと、パタン1のミスは連発していることがわかる。禁止と強く提示してもらったので、それまでの自分の中のボンヤリとした部分が、固まった。スッキリした。そのバックボーンを持って、文章を修正していくことができる。

 ターザン山本!は論理立てて説明してくれる。しかし、「読んでるとわかるんだよね」とも言う。もともとは感覚的にとらえているところがスゴイ。「めんどくさい」という独特のいいまわしに現れる。
posted by いわいまさか at 15:46| Comment(2) | TrackBack(0) | ターザン講座用記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私も同じようなことを意識していました。
文体として強調する必要がない限り、読み手に「またか」と思われるような表現は使いたくないわけです。
といっても私の場合、これまでに書いてきた文章全体の中で重複を避けるという意味ではなく、単にまとまった1つの文章中においてそれだという意味です。

どちらにしても、毎回違う表現で書けるのは理想的ですね。
もちろん、それは自ら新しい表現を作り出すことをも含みます。

結局のところ、そういった感覚を分析して記述していく作業が大切なんでしょうね。
やはり、言語化していく事の重要性がここにもありました。
Posted by kohfuh at 2006年01月17日 12:51
 同じ言葉を2度使ってはいけないと言っても「日記1日分」、「ひとつの記事」「ひとつの章」の中のことです。

 「毎回違う表現で書けるのは理想的」。おのずと表現に厚みが出ます。
Posted by いわいまさか at 2006年01月17日 15:09
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