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第1階層
第2階層 プロとして書いている人。
第3階層 第1階層・第2階層に上がろうとしてる人。
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ここで、階層≠ニいう表現自体は自分岩井がこの記事を書くにあたり導入した。
「君たちはここにいるんだからね」とホワイトボードの上で指し示されたのは第3階層の部分。ここからスタートし、文章の書き方などを切磋琢磨し、第2階層や第1階層を目指す。
第1階層は「書かないといられない」という極限状態であるという。但し、思いさえ強ければ、第1階層に行くのは第2階層に行くよりも比較的簡単。例として、あげられたのは貧乏代表で樋口一葉、富裕層代表で夏目漱石など。とりまく環境が極端だと、ここへは行き易いとも。ターザン山本!本人は「ボクは第1階層にいるんだよね、ウン」とうなづく。
第2階層は書くことによって生計を立てているプロが住む。明らかに、ここに入ることは非常に難しい。単に「おもしろい文章が書ける」というだけでは、行けない。人とつながりや運も必要だと思う。もっというと、何が必要なのかもわからない状態。この階層に留まることも難しい。
「みんな、第1階層を目指すのがいいよ、第1階層から第2階層に行く道もあるからね」とすすめる。書き続けていれば、第2階層にいけるかもしれない。また、逆に言うと、第2階層に行く道はそれくらいしかないようにも思う。世に言うもがけ≠チてことか。
自分の話になるが、最近、パズル本(*1)を出した。極端な話、パズルが好きでパズルの問題を作り続けていたので、出せたような形。ある意味、第1階層から第2階層への移動にも似ている。だが、次の展開(例えば、もう1冊本を出す)のために何をしたらいいかが特に見えないので、ターザン山本!実践文章講座を受けたいという気持ちになった次第。このこと自体が第1層階層へ向かっていることになっているのかも。
この階層構造を知っていることが自分たち迷える子羊ちゃんには大きいと思う。生徒たちの思いは「よーし、第1階層で行こう」「いやなんといっても狙いは第2階層だ」「いずれにしても苦しい」とかそれぞれ。
第1階層に行くにも、第2階層に行くにも最低限の基礎が必要で、実践文章講座ではそれを教えてくれる。「公用語を覚えよう」というような感じ。他にも必要なモノはあるが、文章の書き方だけは取り合えず、何とかしようじゃないかってこと。それもダメだともはやそこは、裏設定の第4階層。「早く、第3階層にあがりた〜い」。
(*1)脳力が目覚める 最強のパズル 小谷 義行 (著), 植松 峰幸 (著), 岩井 政佳 (著)
出版社: 朝日新聞社 ; ISBN: 4022500530 ; (2005/10/13)
※ターザン山本!先生の指摘を受け一部、直した。20060117
ラベル:朝日新聞
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