2005年12月14日

インディーサミットはなつかしい

 2005年12月9日(金)、後楽園ホールにて、インディーサミット(週刊ゴング主催、インディー7団体によるプロレス興行)を観た。現在、自分は、ターザン山本!実践文章講座を受講中。同行は、その受講生のワイワイガヤガヤ、メンバー20人。

 セミファイナルはスペル・デルフィン、新崎人生、TAKAみちのく vs 関本大介、柿本大地、火野裕士 だった。試合は進み、後半戦、スペルデルフィン得意の一連の技が繰り出される場面があった。自分は「スイングDDT」「デルクラ」と技の名前を口に出していた。

 「なつかしいねぇ」。暗い観客席の中、通路に中腰になっていた歌枕さんが言った。その瞬間、自分の脳ミソがプロレス観戦モードから切り替わり、数10秒間自己分析モードに滞在した。などというと大袈裟だが、要はなんかモヤッとしたということ。「俺はデルフィンのことをなつかしいと思っているのか?」あたりを中心にいろいろ考えた。歌枕さんは実践文章講座を仕切っている人。「ターザン山本!」を2人組ユニットとしてとらえるとターザンの相方にあたる。ヒールであり、鋭いツッコミを繰り出す。黒いスーツ着用。

 その後も、時間的には断続して、内容的には広がり気味に、分析を進めてみた。数日たった今、いくつかにまとめたので、報告。 

 「なつかしいねぇ」発言の有無に関わらず、スペルデルフィンについての回想はしていたと思う。デルフィンクラッチ(デルクラはこの省略)を決め技にしていたが、妙に説得力が無い(≒総合格闘技では絶対かからない)ところが気になっていた。他団体である天下の新日本プロレスに参戦、この技で勝利していたころが最盛期か。若い頃のモンキーマジック・ワキタ時代は、「♪ボンフロマネッゴンナマンテント」という音楽で入場していた。コーナーに上ってアピールする時、目がウツロだったので、「こっち見るなよ」と思っていた。

 「なんだ、結局、なつかしんでるんじゃん」とつっこまれそうだが、そこが違う。のめりこみ型な自分としてはそれが、なつかしい≠ニいう感情や表現とはリンクしていない。そもそも、本当になつかしんでる人はなつかしい≠ニは言わないのではないかとさえ、思っている。その人が俯瞰型でなく、のめりこみ型である場合は特にそうだ。

なつかしい≠ニいう言葉は、インターネットgoo辞書で引くと、
 (1)昔のことが思い出されて、心がひかれる。
 (2)久しぶりに見たり会ったりして、昔のことが思い出される状態だ。
 (3)過去のことが思い出されて、いつまでも離れたくない。したわしい。
 (4)心がひかれて手放したくない。かわいらしい。
となっていた。でも、会話で使われる時にはゼロ番目として別の意味がある。それは、
(0)古い。流行遅れだ。今は通用しない。
用例として、 「おまえの今日の髪型、なんか、なつかしいなぁ」。ちまたでは、8割方、この路線で使ってるいる。このことはみんなも、あぁそうだと納得できると思う。 歌枕さんの発言もこれだと分析。「デルフィンのムーブは今は通用しない」ということなら、そうっすよねと賛同。

 インディーサミットの締めくくりが、出場者と観客によるサライ(日本テレビ24時間テレビのあれ)合唱だった。なんだか、この興行全体がなつかしい≠烽フだったように思えてきた。血だらけデスマッチで蛍光等の破片が観客席まで乱れ飛んで行く場面も含めて。

 「おい、おい、おい、ゴングさんよぉ、なつかしい=Aやさしい=A心温まる≠セけじゃ、ダメなんじゃ〜」
posted by いわいまさか at 13:45| Comment(0) | TrackBack(0) | ターザン講座用記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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